2024年8月「椿姫」鑑賞後メッセージ

2024年8月10日(土)にTeatro al cioccolato主催の「椿姫」公演(於:成増アクトホール)が行われました。
本プロジェクト特別招待イベントに参加された方々から寄せられたメッセージの一部をご紹介します。

公演詳細:
特別鑑賞イベント:2024年8月 ヴェルディ「椿姫」(主催:Teatro al cioccolato、東京、アクトホール)

(1) 8月3日(土曜 午後)Aキャスト公演

日々の生活が忙しくて、その疲れをなかなか癒す時間がなかったのですが、今回のオペラを拝見して、久しぶりに日常から解放されて、良き芸術に心を遊ばせ、楽しませていただきました。
本当にありがとうございました。
今回、一番印象的だったのは、オーケストラの演奏ではなく、ピアノとバイオリンだけで、全ての場面を展開していたことです。とても素晴らしかったです。
舞台上の下手に、ピアノとバイオリンをまとめて配置していたことも、観客には、芝居と音楽との関係が分かりやすくなり良かったと思います。最小限の舞台装置でも、音楽の力で、物語を豊かに表現されていたように思いました。
特に、第二幕は、展開がスムーズに感じられ、あまり字幕を見直さなくても、内容がすんなりと入ってきたように感じました。
アルフレードの父役の方の表現が充実していて、貴族社会の現実を、歌にのせて、充分に感じさせてくれていたように思います。
また第三幕では、ヴィオレッタとアルフレードの悲しみと愛情を、皆が見守る中、最後には父にも受け入れられて、ヴィオレッタが召されて行く場面が心に残りました。
このような小さくても良質なオペラを観る機会が、日本でも増えると良いと思いました。
(東京都清瀬市在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

バリトン歌手の息子と2人で鑑賞させていただきました。移動、ランチなど1日デートの日になりました🥰 成長して大人になると、2人っきりでのお出かけなどができなくなっていたので、親として特別&しあわせな日になりました🩷 ありがとうございました😊
(東京都杉並区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

お芝居がわかりやすく、楽しめました。
トラヴィアータが病気で弱っている感じが出ていたのが感じが出てました。
お父さんの声も演技も素敵でしたが、複雑な役どころですね。
ピアノ伴奏は、しっかり物語を支えながら進んでいく感じで、心地よい演奏でした。
バイオリンの音色も、味わいを深めてくれました。
イタリアでコレペティトールを専門に勉強された方が、活躍されているんですね。素晴らしいです。
字幕スクリーンと反対側に座ったので、字幕はよく見えませんでした。
(東京都世田谷区在住、性別回答しない、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

(2) 8月3日(土曜 夕方)Bキャスト公演

初めての鑑賞でしたが、演者さんの声量に圧倒されました。オペラの素晴らしさを知る事が出来る公演でした。音楽ライブやクラシックバレエの公演をよく観に行きますが、オペラにも興味が持てました。
また、ピアノ、バイオリンの演奏も素晴らしいものでした。長丁場の中、セリフを覚えるのも大変だと思いますが、間違えずに歌う事が凄いと思いました。イタリア語でコブシをきかせて歌うのは、演歌にも似ているなと感じました。今日は素晴らしい公演をありがとうございました。
(東京都荒川区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

何度もみたことがある「椿姫」ですが、自分にとってはいつどこでどんな「椿姫」をみても飽きることがなく、好きなオペラの一つです。ストーリーも聞かせどころのアリアも頭に入っているので、字幕とステージを交互に見る忙しさはない分、楽しめているところはあると思います。
今回は演奏はピアノとバイオリンだけで、同じステージ上で見れるところが新鮮であり、普段見れないところが見れる、というのも私的にはよかったです。
歌はどの方も素晴らしく、ありきたりの感想ですが、マイクなしであの歌声が客席いっぱいに届くというのは感動だと思います。ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモン、本当に素晴らしかったです。そしてそれを支える周りの方々も素敵でした!
オペラに限らずですが、演奏会に誰かと一緒に行けることで「お出かけの日」であり、少しオシャレをしていくものかなと私は思ってます。その時点で素敵な日ではありますが、さらにホール周りに飲食店やお茶できるところがたくさんあったりすると、それはそれでオペラとセットで楽しみにできることだと思ってるので(私だけだと思いますが)、今回の成増アクトホールは周りにたくさん飲食店やお茶できるところがあったので、終わった時間も少し早かったので一緒に行った人とオペラの話もしながら余韻も楽しめました。
私にとってはとても良い時間を過ごさせていただきました。どうもありがとうございました。
(東京都世田谷区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

N響や読響のクラシックコンサート、大劇場でのミュージカル鑑賞が趣味だがオペラの観劇経験は無かった。
今回、事務局関係者からの招待で夫婦で参加したが、正直、成増でのオーケストラの付かないオペラということで期待はしていなかった。
しかし、予想は良い意味で大きく裏切られた。
ヴァイオリンとピアノのみで進行する伴奏はどこか物悲しく、足りない音色は、本作品に現れる、多くの物には満たされているが、心は満たされていない登場人物たちの欠落に通じる印象を抱いた。
そして、ヴィオレッタ役のソプラノ黒川さん、アルフレード役のテノール松原さん、ジェルモン役の小林さんたちの歌唱が特に素晴らしかった。
人が生み出す声という楽器は、ストーリーや感情さえも倍音として巻き込み、聴く者の心の中で響き渡る。彼らの歌唱を聴いて感じた率直な心象である。
もしかしたら、オペラの良さに気付けたかもしれない。そう思わされた一日であった。
(東京都千代田区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

『椿姫』無料招待で観させていただき大変感謝しております。友達がパンフレットを見つけ成増で上演されるのを聞きネット検索したところ無料招待券の事を知りました。初めてのオペラ『椿姫』歌声、演奏と生で聞けとても感動しました。歌声が体に響いてきて、ピアノ、バイオリンとのセッションも素晴らしいものでした。何ヶ月かわかりませんが練習の積み重ねの日々があるからでしょうね。また歌詞が字幕になっておりとてもわかりやすかったです。2時間半の演目でしたが集中して楽しめました。
もうすぐ古希になりますがこの歳で初物に出会えて最高です。ありがとうございました。
(東京都板橋区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

久々のオペラ鑑賞でしたが、舞台が近いこともあってとても迫力を感じました。
徐々に人物に感情移入して人間劇としての楽しみ方に目覚めた気がします。
ジェルモンの方が特に素晴らしく、皆さんの溢れる歌唱にパワーをもらいました。
また、事前に物語を知っておくことは大切だと改めて感じ、感情や場面を把握・理解するのに字幕は重要ですので、右サイドにも設置していただけたらと思いました。
息子は初めてのオペラ鑑賞でしたが、エネルギーを感じオペラに親近感が湧いたとの感想でした。
オペラは歌唱、演技、衣装、音楽、舞台全てを含めた総合芸術だと思いますので、多くの方に魅力を伝える活動の一端に参加させていただきたいとの思いを強くしました。
P.S.バレエの方がとても上手で、良いアクセントになっていたと感じました。
(横浜市青葉区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

オペラの鑑賞は3回目で、「椿姫」は2回目となりました。生演奏と生の歌声は、やはり心に響きます。過去2回はオーケストラ演奏でしたが、今回はピアノとバイオリンというミニマムな編成でした。歌手の脇で演奏している姿も込みで鑑賞することができて、これもまた良いものだなあと思いました。あと、途中に入った闘牛のダンスがとてもキュートで印象的でした。
余談ですが、同行者と「以前に鑑賞したオペラ公演に出演してた人いたよね?」「いたいた!良い声だし表情が印象的だから」という会話をして、回を重ねるとこういう楽しみも増えるんだろうなとちょっとうれしくなりました。他にも印象的な歌声の方がいらっしゃいましたが、あらすじに登場していない役名だったため、残念ながらパンフレットを見てもどのどの方かわからず、でも「え、どの方だろう?」というそんな会話も楽しかったです。良い週末になりました。ありがとうございました。
(東京都豊島区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

感情がこもった歌声に感動しました。オペラ椿姫にふれる良い機会となりました。字幕があって物語が分かりやすかったです。
オペラに関心がある方や初めての方にもっと広げられて舞台活動が継続できるよう陰ながら応援させていただきます。
(東京都荒川区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

今回でオペラを見るのが2回目だったので、初めて見たオペラと比較して見ることができ、オペラっぽさ・オペラらしさを少し感じることができました。序盤も序盤のあたりで超有名な音楽が流れてきて、「これオペラの曲だったんだ!」となれたのは新鮮で、誰かに話したくなるような経験でした。人の声、また歌というものは何を言っているか以上に感じ取れるものなのだな〜と字幕が遠い席で役者の顔を見ながら考えていました。ただ、とはいえ何を言っているかもとても大事だとも思ったので、観劇する前にある程度物語と流れは事前に調べておいた方が楽しいのかもしれません。
(東京都豊島区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)