2025年10月(土)にLe voci主催の「蝶々夫人」公演(於:東京、かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール)が行われました。
ご参加頂きました皆さまご協力ありがとうございました。
本プロジェクト特別招待イベントに参加された方々から寄せられたメッセージの一部をご紹介します。
公演詳細:
特別鑑賞イベント:2025年5月 プッチーニ「蝶々夫人」(主催:Le voci 、東京、かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール)

このたびは、「記念日にはオペラを」のご招待にあずかり、心よりお礼を申し上げます。
実は記念日ではなかったのですが、この素晴らしい取り組みに感銘を受け、思い切って申し込みをさせていただきました。そのおかげで、特に印象深いオペラのひとときを過ごすことができました。
今回拝見した『蝶々夫人』では、1幕における主人公の純粋な喜びと、とまどいが細やかに描かれており、物語の世界にぐいぐいと引き込まれました。高井さんの澄み切った声と新海さんのハーモニーがとても自然で、張り合う感じの二重奏を見たりすることもあるのですが、今日はとても安定していてよかったです。そして2幕では、蝶々夫人の深い悲しみが胸に迫り、心を震わされました。ハミングコーラスの演出もよかったです。時間の経過を感じましたし、正座している高井さんの表現力を感じました。そして合唱の方々、お着物の方が着慣れた感じで決まってました。
ラストでは高井さんにすっかり同調してしまい、気づけば、目頭が熱くなるほど感情を揺さぶられておりました。
このような機会をいただけたことに、あらためて感謝いたします。今後も多くの方々に、オペラの魅力と感動が届けられますよう、心よりお祈りいたします。
(東京都台東区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

本日、皆様よりご配慮頂き、高1の息子、小学5年生の娘、母である私で鑑賞させて頂きました。先週から今日の公演を楽しみにしていました。高1の息子は以前、学校の授業の一つとして劇団四季のミュージカルを観劇し、全く期待していなかったようなのですが、プロの生の舞台に感動したと言っており、タイミングがあればいろんなジャンルの舞台を観せたいと思っておりました。演者の方々の丁寧に細部まで演じられる舞台に魅了された様子で観られて良かったと言っておりました。小学5年生の娘にはオペラは難しいかな?と思いつつ、細かな設定は分からなかったようですが言葉などではなく心(感性)で観ていたようで、楽しかったと言っておりました。
私はというと長崎出身でストーリーやメジャーな曲は存じ上げておりましたがなかなか観る機会がなく、やっと知ることが出来た事や故郷を思い出したり、やはり蝶々夫人をはじめ演者の方の表現力の凄さから、すっかりストーリーに入り込み、胸が熱くなったりしていました。
いつも子供達はデジタル(ネット)な道具にハマり、肌で感じる、心揺さぶる、感動する事が少なく、三者三様の感動をもたらして下さるような機会を与えて下さった皆様に感謝しかありません。本当にありがとうございました。
追伸 高1の息子も後ほど感想を書かせて頂きます。また、観に行きたい!!と言っておりました。
(東京都目黒区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

(事務局注: 上の参加者の方の高1の息子さまです)
今日初めてオペラを観させて頂きました。最初はどんなものか分からなかったため、日本語が字幕出てきたときは驚きました。しかし劇が進むとともに魅了され、公演が終了した時には様々な感情が混ざり合っていました。私は劇に感情移入してしまい、あの外国人ひどいなと少し怒りを覚えてしまいました。主人公役の方も感情の表し方がとても上手で劇に飲み込まれてしまいました。ここまで夢中になれたのは演者の方々の素晴らしい演技力があったからだと思います。
また機会があれば観に行きたいと思っています。今日は素晴らしい公演をありがとうございました。
(東京都目黒区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

今回、初めてのオペラ鑑賞で一番前の席でした。ピアノ、指揮者、出演者の迫力が、物凄く感じ取られる、とても素晴らしい舞台でした。作品としては、「日本風の日本での物語」ではなく、外国vs日本という対立構造がはっきりしており、支配と被支配の関係を描いているところだと思います。ただの悲恋や身分差の話ではない要素が話をとても面白くさせていると感じました。
初めて鑑賞したオペラがとても迫力満点で作品の内容も、とても深い内容だったので、また、違う作品のオペラを鑑賞したいと思う素晴らしい体験が出来た1日でした。ありがとうございました。
(東京都豊島区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

ものすごく良かったです。
『蝶々さん』と『ピンカートン』の歌声やセリフが劇中に響きわたり、迫力あるシーンでは指揮者やピアノの方も跳ね上がるようにして演奏しておられました。
「ピン」で「蝶」を留めるかのようにして母国に帰ってしまったからピンカートンなのでしょうか。最後はピンカートンの妻としてではなく、かわいい坊やと一緒に蝶らしく自由に飛び回って生きて欲しかったですね。
劇を観ているあいだは、まるで100数十年前の長崎にタイムスリップいるかのようでした。最高のエンターテイメントを創り上げてくださった監督や俳優さん、そして関係者の方々の熱意に脱帽です。
日本が舞台のオペラを存分に楽しむことができました、本当に有り難うございました。
次回も楽しみにしております。
最後となりましたが、皆さんの更なる活躍をご期待申し上げます。
(東京都豊島区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

蝶々役の髙井千慧子さんがとても素晴らしかった。まったく存じ上げなかったので、さして期待していなかったところ、透明感がありながらも、しっかりと芯があり綺麗に響くとても美しい歌声に驚いた。その透明感のある真っ直ぐ良く伸びる美しい声が、蝶々さんのピンカートンを思う一途な想いと重なり、何回も観た演目なのに新たな感動をあたえてくれたように思う。
感情移入できて楽しかった。
他のキャストでは、ボンゾ役の高橋雄一郎さんが勢いのある演技で惹き付けられた。
坊や役が小さくて可愛かった。三才役にしては大きすぎる子役が多い中、ちゃんと年齢に見えて可愛くて良かった。
演出も限られたスペースのなかで客席通路を使う等工夫されていて良かった。(略)
総合的に満足度の高い公演でしたし、やっぱりオペラはいいな、と思える日でした。ありがとうございました。
(神奈川県横須賀市在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

LeVociの公演は今回で2回目(初回は自分でお金払っていきました)ですが、その時も今回も歌手がとてもよく、非常に聴きごたえあり楽しく聞けました。
今回も蝶々さんの高井千慧子は凛とした歌唱・演技でみごとでしたし、ピンカートンの新海康仁ものびやかで会場に響く声が見事です。スズキの斎実希子、シャープレスの伊東達也もベテランらしく、非常に蝶々さんに同情的な優しい歌唱で巧みですし、特に、ゴローの田中翔は、プログラムにはロールデビューとありましたが、太鼓持ち的でお調子者でちょっと腹黒い面もある複雑な役を初めてとは思えない見事な歌唱で感心しまいした。
オペラ初心者の方と一緒に行きましたが、その人もとても楽しんでいました(ただ、蝶々夫人の生き方がちょっと主体的ではない、前に見たカルメンはもっと主体的に生きていた、と演劇的な感想も漏らしていましたが、そういう楽しみ方もありかと思います)
ほぼ満席な公演でしたのに、チケットを譲っていただきとても感謝しています。
PJへの要望はありませんが、もっと宣伝してもいいかと思います。当方もお金の心配をせず人に勧められるのでありがたく思っています。今回のしていただいたように、あらすじや利きどころ、などのリンクを用意してもらえると興味も深まると思います。
(埼玉県所沢市在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

仕事埋没する日常からしばし離れ芸術的なものに触れる、とても良い機会となりました。ありがとうございました。
オペラには、敷居が高くゴテゴテした印象を持っていましたが、本プロジェクトの鑑賞により、より身近なものに感じられるようになりました。
事前勉強用のサイト提供や、演者側の意図の紹介なども参考になりました。オペラそのもの、どんな作品群があり、その中で当日演じられるものはどのような位置付けにあるのか、といった情報をもう少し詳しくいただければ良いかなと思いました。
(東京都大田区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

・蝶々さんピンカートン共に素晴らしい歌声と熱演でした。
蝶々さんの澄んだ歌声である晴れた日にを聞けて感激です。
演奏はピアノだけでしたが中々の迫力で、指揮者の方の進行も上手いなと感じました。
シンプルな舞台で歌唱に集中できました。(略)
・同伴者の方の感想です。
女性 平成生 東京都品川区 5回未満
蝶々さんとピンカートン役の方の声がすごく通って響いて印象的でした!
はじめはピアノだけの演奏で どうなのかなと思いましたが 皆さん 声の表現力が素晴らしいので十分 素晴らしい 舞台だなと思いました!
はじめは出演者の方を集中して見ていましたが 後半になると指揮者やピアノの方も見るようになって タイミングの合わせ方など 演技しながら歌ったりいろいろ難しそうだなと思いました
(神奈川県横浜市在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

今回は事務局の方にお知らせ頂き参加させて頂きました。
ありがとうございました。
おそらく満席公演で、会場の熱気がそのまま舞台に乗り移ったかのような白熱した公演でした。
私自身、オペラ好きが高じて大ホールでのオペラ公演に加え、海外有名ソリストの来日公演があればかなりの頻度で聴きに行きます。
METやスカラ座公演等有名歌劇場公演のDVDやCDもそれなりに収集しており、『蝶々夫人』の名演も幾度となく観ています。ですので今月の新国立劇場の『蝶々夫人』公演は楽しみにしていましたが、こちらの公演についてはチケット代が1/5以下ですしどうなんだろう?と思っていました。
結論はと言いますと、高井智慧子さんの歌声に言葉を失うほどの衝撃を受けました。こんなところにも、どこまでも清冽で伸びやか、かつ高音域で声量と艶が増す歌い手さんがいたとは!
本来「蝶々さん」役はスピントのような気がしますが、高井さんのような透明感と艶があるあればリリコやリリコ・スピントであってもこれはこれで大正解なのかも、と思えてきました。
今回「蝶々さん」役に高井さんを起用された主宰兼マエストロの安藤さんの慧眼と言えるでしょう。
もし、もう一度同じ公演があれば、私はチケット価格が2倍でも3倍でも必ず行くと思います。
今回公演を鑑賞して、これまでオペラ評論家の批評や歌い手の経歴・受賞歴ばかりを気にしていて、本当に自分の耳で純粋に音楽を楽しんでいたのだろうか?と考えさせられてしまいました。
日本国内にも素晴らしい歌い手さんはたくさんいらっしゃると思いますので、そういう方々に光が当たり、その歌声がより多くの方々に届いたら良いなと思いました。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
(東京都港区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

社会人になってから世界史が好きになり、作品解説を楽しく読ませて頂きました。
蝶々さん、ピンカートン共に圧倒的声量で鳥肌が立ちました。
特に蝶々さんは、小柄で帯もして、ピッチの正確な高音を出し続けるブレスが、体のどこに入っているのかなと、感心するばかりでした。
(東京都練馬区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)
メッセージをお寄せ頂きました皆さま、ありがとうございました。