2025年11月「こうもり」鑑賞後メッセージ

2025年11月27-30日に東京二期会主催の「こうもり」公演(於:東京、日生劇場)が行われました。
今回はMBA(経営学修士)ホルダーコミュニティの運営団体様を中心にご招待しました。
本プロジェクト特別招待イベントに参加された方々から寄せられたメッセージの一部をご紹介します。

公演詳細:
特別鑑賞イベント:2025年11月 ヨハン・シュトラウスII世「こうもり」(主催:東京二期会、東京、日生劇場)

このたびは『こうもり』にご招待いただき、誠にありがとうございました。
これまで劇場作品はミュージカルやシェイクスピア作品が中心でしたが、今回の鑑賞でオペレッタの世界が一気に身近になりました。
開幕前、指揮者がまるでヴェニーズワルツを踊るように軽やかに動き、生演奏そのものがすでに舞台の一部になっているかのようで、幕が上がる前から胸が高鳴りました。
日本語字幕や日本語の台詞のおかげで物語の流れもつかみやすく、作品への没入感が自然に深まっていきました。
これまで観光客的に海外のオペラを観てチンプンカンプンでしたが、日本だと日本語で理解できるんだ!ということが新たな発見でした。
舞台全体には洗練されたユーモアが随所にちりばめられており、思った以上に素直に声を出して笑ってしまいました。
中でも歌わない看守の場面は、あえてゆったりと間を使いながら客席全体を温めていくような演出で、会場が一体となるあの空気がとても心地よく感じられました。
こうしたユーモアの表現やテンポは、演者や演出によって大きく変わるのだろうと想像すると、別の機会も見てみたいという気持ちが湧いてきます。
気づけば前半の2時間が経過しており、幕間があることに驚いたほどです。最後の「全てはシャンパンの泡のせいだ!」という軽やかな締めくくりまで、明るさと舞台ならではの楽しさに満ちた時間でした。
今回のご招待を通じて新たなジャンルへの扉が開き、次はオペラにも挑戦してみたいという思いが芽生えました。
文化の裾野を広げていらっしゃる取り組みに、心から感謝しております。
今後、舞台鑑賞の新たな選択肢にさせていただくとともに、子どもが小学生になったらぜひ連れて行きたいと思いました。
素晴らしい機会を本当にありがとうございました。
(東京都練馬区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

今回、人生で初めてオペラを鑑賞しました。
事前勉強会で予習できたおかげで、舞台で展開される人間模様やユーモアを理解しながら、作品の世界に自然と没入することができました。
同じ人間とは思えないような美しい歌声に心が震え、生演奏の音楽が生み出す空気感に魅了され、あっという間の時間でした。
オペラという芸術の奥深さと楽しみ方を教えていただき、誠にありがとうございました。
今後もぜひ、別の演目にも足を運びたいと思います。
(東京都足立区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

久々に一流のオーケストラの生音と歌手の方々の生の歌声を拝聴しましたが、普段エレクトリックの音や、アコースティックであってもマイクを通した音に慣れているため、その音色の柔らかさがとても心地よく、大変楽しめました。
事前勉強をしっかりして参りましたが、歌詞の日本語ガイドや日本語の台詞でより分かりやすく、お話の世界に没入できました。
素晴らしい機会を頂戴し、ありがとうございました。
次は記念日に夫や大切な友人を誘って来たいと思います♪
(千葉県浦安市在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

今回、人生で初めてのオペラ鑑賞でしたが、五感を刺激する圧倒的な体験でした。
客席にダイレクトに響き渡る生のオーケストラの演奏は、一音一音に魂が込められているようで、その豊かで繊細な音色、そして壮大な迫力に心底感動しました。
歌手たちの圧倒的な歌声と見事に調和し、オペラという芸術の奥深さを再認識させてくれました。
さらに、物語の展開も非常に秀逸でした。
特に終盤に待ち受けていた最後の大曇天返しのストーリーは、観客の予想を裏切る鮮やかなひらめきに満ちており、物語の結末を強烈に印象づけ、作品の面白さを際立たせていました。
音楽と劇的な展開が完璧に融合した、まさに最高のオペラ鑑賞となりました。
このような貴重な経験をさせていただき、改めて感謝を申し上げます。
(神奈川県横浜市在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

高校の時以来のオペラ鑑賞で、オペラとはどういったものなのかほとんど覚えていない中での鑑賞でしたが、これまで持っていたオペラのイメージががらりと変わった一日となりました。
敷居が高く、裕福な人の娯楽でというイメージでしたが、親しみがあり、誰でも楽しめるものというイメージとなりました。
子どもの笑い声が響いて、年代問わずに楽しんでいたり、演者が観客に語り掛けるスタンドアップコメディのような場面があったりと想像といい意味で違うところが見えて楽しめました。
セリフなどもおそらくオリジナルからアレンジしているんだろうなというところも見え、オリジナルの演出はどうなのだろうと気になり、オペラへの興味が高まった日でした。
今回はオペレッタでしたが、オペラも見てみたいと思いました。
(東京都足立区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

本日はご招待でオペラ『こうもり』を鑑賞し、とても素敵な一日となりました。
これまでオペラを観たことがなかったため、事前に予習する中で期待が高まっていましたが、その期待を大きく超える体験でした。
まず、一流のオーケストラによる生演奏が圧巻でした。
演技と音楽が見事に一体となり、登場人物の心情(悲しそうにしているけれど実は嬉しいなど)がさまざまな楽器で繊細に表現されている点が非常に興味深く感じられました。
特にハープやバイオリンが感情の揺れを描き出す瞬間は、何度も心を奪われました。
ストーリーは事前にYouTubeで何度も観ていたため理解しやすく、字幕も分かりやすかったです。
ただ、字幕を追うために目線を動かす必要があり、ドイツ語が分かればもっと没入できるのだろうと思いました。
一番好きだったのは最後のシーンです。
「すべてはシャンパンのせいだ」と一言でまとめ上げる爽快さがあり、年末に観る作品として最適だと感じました。
一年間の出来事も、すべて笑って流してしまおうと言われているような気がしました。
オペラには難しい印象がありましたが、ここまで楽しくコメディ要素の強い作品だとは思わず、大きな発見でした。
予習をすることで十分に楽しめるエンターテインメントであることも知ることができました。
年末に近づくこのタイミングで拝見できた事、とてもうれしく思い、来年も見に来たいと思いました。
ご招待いただき、本当にありがとうございました。
オペラの魅力を深く理解できるきっかけを頂いたので、これからもっと知りたいと思いました。
(東京都日野市在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:初めて)

本日は大変良い公演を見させて頂きありがとうございました。
とても幸福な日になりました。
オーケストラの重厚な響きと歌手の皆さんの迫力のある声に圧倒されました。
今回の演出は普通とは違いました。
3箇所の場面を1つの同じ大道具を動かす事で違うように見せてました。
一つ一つの道具が倒したり向きを変えたりできるように作られてるのですね。
大変な技術だと思います。
シャンデリアを落としたのはオペラ座の怪人を意識してでしょうか?
ファルケ役の方の今後が楽しみです。
(東京都杉並区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

久しぶりの音楽で、想定したオペラが歌声だけかと思いましたが、檀上でのストーリーも合わさり、ストーリーがとても楽しめて、癒しの休日になりました。
今回のオペラを聞いて、日々の仕事からリセットできる休日や思い出にもなりました。
久しぶりに会った仲間とのオペラ後の交流なども楽しめたので、とても価値のある1日になりました。
関係者の皆様ありがとうございました。
(東京都江東区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

日生劇場へは20年ぶりぐらいだったのですが、入った瞬間から少しレトロに感じるロビーも、階段や床やソファの赤色もとても素敵に感じました。
「こうもり」は、いろんなところで耳にするアリアなどもあり、聞いたことある曲がたくさんあるのは楽しい時間です。
今回、アリアなどは原語でしたが、セリフなどは日本語だったので(しかも聞き取りやすい!)、字幕に集中しすぎることなく演者の一人一人の動きや表情などにも注目できたことは今回の公演を「面白い!」と思えた理由の一つかなと思います。私も過去「こうもり」は見たことがありましたが、好きなオペラの一つに挙げることはなかったのです。今回の「こうもり」はそんな私の中の「こうもり」の印象を変えてくれるほど、わかりやすくて、退屈な瞬間もなくて、面白くて楽しい時間ばかりでした!あっという間の3時間でした!
劇中に演者が客席に話しかけてきて、オケの紹介をしてくれたり、舞台と客席の世界が交わるような感覚に自然に持っていってくださったファルケさん、そしてまた自然に舞台の世界に自然に持っていき、ストーリーが続きますが、客席の私たちも一緒に巻き込まれてる感じが楽しかったです。
ファルケさんだけじゃないですが、どの役の方もとても魅力的だったので、パンフレット買うつもりはなかったんですが、詳しくお一人ずつ確認したいと思い、帰りにパンフレット買いました。
明るい時間から始まったオペラでしたが、帰る頃にはもうイルミネーションが始まってました。
会場を出て、商業施設のツリーやイルミネーションの中を歩いてるうちはまだオペラの素敵な余韻の世界にいるような感じで、帰宅ラッシュに混ざりながらゆっくり現実に戻っていくところまで、本当にオペラで素敵な1日でした。
とっても特別な1日をありがとうございました。
(東京都世田谷区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

こうもりは初めての鑑賞でした。
ドイツ語圏では年末年始の恒例イベントと知っていましたが、想像以上に楽しい舞台で大いに楽しませてもらいました。
チャーミングなアデーレ、主役のアイゼンシュタイン初め皆さんなかなかの芸達者かつ素晴らしい歌唱で、とくに三重唱の箇所は聴き応え満点でした。
分かり易くまた楽しさ全開の演出で、基本同じ舞台装置で3つの場面に展開するのは驚きました。
熱のこもった指揮と新日本フィルの演奏を堪能し、劇場を出て日比谷の豪華なイルミネーションを見ると、すっかり一足早い年末気分に浸れた1日でした。
(神奈川県横浜市在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

たまたま出張の翌日で、大阪在住ですが、みなさんと一緒に鑑賞する事ができました。
普段はなかなかお会いできない方と一緒に楽しい時間を過ごせて、とても良い経験になりました。
事前の勉強会もして頂けたので、作品を良く理解しながら鑑賞できたのも、とても贅沢だと思っています。
大阪への移動のため、鑑賞後にみなさんにゆっくりお話できなかったのが残念です。
また趣味や遊びの部分でも、より広い経験をみなさんと一緒にできれば嬉しいです。
ありがとうございました。
(大阪府大阪市在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

大変楽しかったです。
ありがとうございました。
生演奏に演目に音楽に、と改めて贅沢な時間となりました。
観覧者まで演出の一部として利用するところが素晴らしかったと私的に思いました。(注:事務局修正)
(東京都世田谷区在住、男性、オペラ鑑賞のご経験:5回未満)

当日、休日出勤をしていた際に、行けなくなった方が出たとのことでご案内いただきました。
想定外のイベントで大好きな音楽に触れて最高の素晴らしい気分転換となりました。
非日常に触れることは、新たなエネルギーをもたらし、非常に前向きな気持ちになれます。
私自身、オーケストラ部に所属していたこともあり、音楽に安らぎを感じます。
美しさと迫力がある空間は、人にあらたな活力を与えるものと感じております。
(東京都中野区在住、女性、オペラ鑑賞のご経験:5回以上)

メッセージをお寄せ頂きました皆さま、ありがとうございました。